オーナーレポート | Vol.53

地価公示速報 ~平成30年1月1日公示価格~

平成30年1月1日付の地価公示が発表されました。昨年に続き上昇傾向が続いており、地価の回復を実感している方も増えていると思います。

■ 全国の動向 ■

全国平均では住宅地が横ばいから上昇に転じ、商業地は上昇幅が増加しました。三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)でも堅調に上昇しましたが、特に地方4市(札幌・仙台・広島・福岡)での上昇率は三大都市圏を大幅に上回っており勢いがあります。また地方全体でも商業地が26年ぶりに上昇に転じました。

単位(% 住宅 商業
29年公 30年公 29年公 30年公
0.0 0.3 1.4 1.9
 三大都市 0.5 0.7 3.3 3.9
 地方 ▲0.4 ▲0.1 ▲0.1 0.5
  地方4市 2.8 3.3 6.9 7.9
  その他 ▲0.8 ▲0.5 ▲0.9 ▲0.4

■ 広島県の状況 ■

広島県内を見ると、住宅地で前年比+29地点となる計223地点が上昇、商業地では前年比+22地点の106地点が上昇し、全地点の半分以上の55%(上昇329地点/全602地点)の地点で上昇しました。

単位(% 住宅 商業
29年公 30年公 29年公 30年公
広島県全 0.2 0.6 1.5 2.0
 広島 1.9 2.2 4.7 4.7
 福山 ▲1.1 ▲0.3 ▲0.8 1.0
 呉 ▲0.8 ▲0.4 ▲0.4 0.3
 東広島 0.2 0.8 ▲0.6 ▲0.1
  西条中心 2.0 2.1 2.6 3.2
  寺 4.0 5.2 2.8 3.7
  八本 1.3 1.6 対象地点無し 対象地点無し
  その ▲2.6 ▲2.3 ▲5.1 ▲4.6

東広島市でも顕著に回復しています。住宅地・商業地共に旧市内4町では全地点で横ばいか上昇となり、下落した地点が無くなりました。安芸津・河内・黒瀬は下落幅こそ減少したものの、下落が止まる気配はありません。市内38地点のうち、西条中心部、寺家及び八本松を中心とした計25地点(前年比+7)が上昇し、高屋東、志和別府、八本松正力団地、黒瀬楢原東、黒瀬切田が丘の5地点は前年維持となりました。

市内での最高額は、西条駅前の302,000円/㎡(坪換算998,300円、前年比2.7%増)で、いよいよ坪100万円に届きそうです。また、最高上昇率は6.7%増の2地点、いずれも寺家でした。

※本文中データ及び図表は、国土交通省の土地総合情報ライブラリー掲載のデータを独自に加工したものです。

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