オーナーレポート | Vol.113

2050年人口予測が発表されました(全国編)

国立社会保障・人口問題研究所から、2050年までの人口予測が発表されました。本人口予測は5年毎の国勢調査の結果に基づいて試算されており、今回は2020年の国勢調査の結果を基に作成されています。全国及び都道府県の動向と、広島県内の市町村及び東広島市の動向について2回に分けてレポートします。
※本レポート掲載のデータは国立社会保障人口問題研究所HPより抜粋加工したものです。

■全国の動向■
2050年の日本の予測人口は1億468万人と、2020年と比較して2146万人が減るという予想となりました。前回の人口推計と比較すると上方修正されており、人口減少は避けられないものの、少しずつ減少幅が穏やかになってきています。

■広島県及び都道府県の動向■
2050年の広島県の予測人口は223万人と、2020年と比較して57万人が減るという予想となりました。過去の人口推計と比較すると、前回より下方修正されており、人口減少が加速しています。

広島県は全国平均より人口減少が進むという予測となりましたが、他の都道府県の状況を見てみます。増加予想は東京都のみで2.5%の増加。減少が10%未満の都道府県は4県のみで、沖縄5.2%減、神奈川7.7%減、千葉9.5%減、埼玉9.7%減でした。前回上位にいなかった埼玉県、千葉県が上位にランクしました。東京と共に3都県は増減率が改善しており、関東圏への人口集中が予想されています。
【都道府県人口推計 増減ランキング】

次回は広島県内市町村と東広島市の動向について解説します。

以上

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