都市ガスの東広島市での普及状況

2015年2月1日東広島市で都市ガスの供給が開始されてから4年が経ちました。今回のオーナーレポートでは最新の都市ガス事情をご紹介します。

【最新の供給エリアは?】

当初西条中央の一部と市役所近辺だけであったエリアも、2019年2月現在、東は黒瀬川と山陽本線で囲まれた寺家エリア、西は土与丸1丁目・大坪町・御条町エリアと西条中心部をほぼカバーするまでになりました。

また分譲マンションでも一部は都市ガスに切り替えるなど都市ガスの普及は進んでいます。

【今後の供給エリアは?】

 今後、拡大予定のエリアは御薗宇地区及び助実地区です。

都市ガスの供給にはガス配管を使って供給エリアを増やしていくのですが、そのためには、ガバナーという施設が必要で、これはガスを大量に運ぶための高圧管と、実際に各戸に供給するための低圧管を中継する役割を担っています。

ガバナーは20坪くらいあれば設置できるのですが、用地確保が難しいことが、なかなか一気にエリアが拡がらない理由となっています。

【賃貸経営から考える都市ガスのメリット・デメリット】

賃貸経営の観点から都市ガスはメリットもありますし、デメリットもあります。単身物件ではあまりメリットはありませんがファミリー物件では空室対策でのメリットはあります。弊社からも広島ガスを紹介できますのでお気軽にご相談ください。

費用 初期工事費用(導管、都市ガス対応器具)が必要です。工事費用は物件の状況によって異なりますのでこの負担が大きいと負担ばかりが目立ってしまいます。また、既存のプロパンガス会社との契約が浅い場合は違約金を取られる場合も有りますので注意が必要です。
入居対策 ガス代金が約2割安くなることを入居者にアピールできますが、プロパンガス会社も最近は単価を下げているところもあり、一概には言えません。ただしガスボンベ庫が不要となりスペースが増えるだけでなく消防点検の手間が減ります。
サポート 広島ガスのオーナーズクラブ(保険料・加入料・保証金すべて0円)に入会すれば新規購入後の給湯器の保証が10年に。他のガス器具も購入後7年間修理は無料です。ただし、プロパンガス会社によっては独自の優良サービスもありますので、十分な比較が必要です。