地価調査の結果が発表されました

2020年度地価調査の結果が発表されました。全国的な傾向としてこれまで一本調子で上昇を続けた地価が新型コロナウイルス感染症による経済悪化を受けて上げ留まりました。特にこれまで外国人観光客相手の観光業飲食業が牽引してきた商業地の落ち込みが大きく、地価上昇に冷水を浴びせる形となりました。

広島県内主要都市 住宅地価変動率(昨年度) 商業地価変動率(昨年度)
広島市 0.8%(2.2%) 2.8%(5.7%)
福山市 △0.6%(0.4%) 0.2%(2.8%)
呉市 △2.1%(△1.4%) △1.0%(0.5%)
東広島市 △1.1%(△0.7%) △0.5%(0.9%)

※△はマイナスを示します。

一方、東広島市では住宅地・商業地ともに下落に転じました。個別地点をみると西条町を中心とした利便性の高い地域は上昇幅こそ落ち着いたものの、堅調に地価が上昇しております。不動産取引にも陰りは目立っていません。一方高屋は全地点が下落に転じました。八本松は堅実に推移しています。豊栄・福富・河内・安芸津などの地方の下落は引き続き止まりません。

東広島市 主な地点の地価と推移

朝日町(中央公園東)150,000円/㎡(坪495,800円)
西条中央7(セブン傍)102,000円/㎡(坪337,100円)
寺家(はるやま裏)87,400円/㎡(坪288,900円)
西条下見(中国電力傍)65,800円/㎡(坪217,500円)
土与丸(のぞみ整形裏)63,700円/㎡(坪210,500円)
高屋町中島(県立高傍)60,200円/㎡(坪199,000円)
高美が丘4丁目56,600円/㎡(坪187,100円)
八本松町飯田34,000円/㎡(坪112,300円)

※地価及び推移表は、土地総合情報システムより引用しており、時間推移は1点が1年です。